江島大橋

江島大橋(ベタ踏み坂)

島根と鳥取を結ぶ夢の架け橋

【2004年10月16日開通】通称「べた踏み坂」

江島大橋は国土交通省が1997年度に着工。総事業費228億円をかけ3.25メートルの二車線の車道と両側に1.5mの歩道を備えた全長1446mの橋です。また、総事業費約3億円をかけて、江島側100mと境港側157mが整備されました。これまで、島根側の江島と鳥取側の境港を結ぶ道路は中海・宍道湖の淡水化のために作られた中浦水門橋だけしかなく跳ね橋のため船が通るたびに通行止めになると言う不便と総重量14トン以上の車の通行が出来なかったため境港から大根島に牡丹を見に出かける観光客は、バスだけ通過し乗員は全員歩いて渡ると言うような珍事が起きていました。江島大橋のデザインテーマは「風」全長1704mにもなる巨大なアーチ橋でありながら、軽快で美しいイメージを追及しています。橋の構造は、橋脚と橋げたが一体になったPC(プレストレストコンクリート)ラーメン構造」、「ラーメン」とはドイツ語で「額縁の枠」を意味し、橋全体で外部からの力に耐える仕組みになっています。中央に位置する二本の橋脚の間隔は250mありPCラーメン構造の橋としては、浜名湖の浜名大橋を抜いて東洋一、世界でも三番目の長さを誇ります。水面からの高さは、中央部で44m70cm、直下の水深は7m程度で、構造上は五千トン級の船舶が通れます。

大根島北西岸沿いにある「寿物産」付近から望遠レンズを使って撮ると、自動車が空に向かって駆け上がっていくような急勾配の江島大橋の写真になります。