島の成り立ち 大根島と江島は同一の火山島で、今から約19万年前、噴火によってできました。溶岩の厚みは約80mありますが、これは度重なる噴火により薄い溶岩層が重なってできたものです。 火山噴火が起こった頃は氷期にあたり、海面は少なくとも現在より60m以上も低下しており、溶岩は陸上に流れたものです。その後、海面の上昇と降下が繰り返され、最終的には1万年前以降、海面の著しい上昇に伴い、現在のような緩やかな丘の島となりました。 大塚山の麓には小さな洞窟状の窪みが見られることから、大根島の地底には、まだ他にも似たような洞窟が幾筋もあると考えられています。 チュムラス このチュムラスと呼ばれる火山地形は、溶岩の内部がまだ固まっていない状態の時に新たに溶岩が入り込み、ドーム状に盛り上がったもので、波によって浸食されたものと考えられています。 紅葉シーズンから来年2月中旬頃まで、このハート形の岩礁を見ることができます。